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入札公告 秋から本格化/道防衛局18件、開発局3件/主要発注機関WTO対象工事 - 本紙調査

2024/08/26付 DOTSU-NET NEWS
 道内主要発注機関における本年度WTO対象工事の入札公告が、9月から10月にかけて本格化する見通しだ。本紙調査によるもの。最多は自衛隊施設の強靱化事業を進める道防衛局で、現時点で18件が未公告。9月は建築を中心に11件、10月は7件の公告が予定されている。開発局所管分は3件で「函館航空基地格納庫新営24建築」は9月、「38号帯広市鎮橋上部」、雨竜第2ダム堤体建設第1期工事に係る技術協力業務は10月にも公告となる見通しだ。

 道防衛局は、現在、自衛隊施設の強靱化事業を進めており、間もなく関連工事の発注を本格化させる。未公告は18件で、9月18日付で3件、26日付で8件、10月3日付で7件を見込む。同局における大型工事の発注については、次年度以降も続くもようだ。
 開発局所管分は3件。うち雨竜第2ダム堤体建設第1期工事の発注に際しては、技術提案・交渉方式の技術協力・施工タイプを適用する。
 同タイプでは、優先交渉権者として選定された者と技術協力業務の契約を締結したあと、発注者と優先交渉権者との間で締結される基本協定に基づき価格等の交渉を実施し、交渉が成立した場合に工事の契約を締結。開発局発注案件としては2例目の採用で、WTO対象として10月に公示予定としている。
 札幌市では「琴似小改築ほか主体」の1件が未公告。工種は建築で、10月中旬の公告、来年1月中旬の開札に向けて調整を進めるものとみられる。
 東日本高速道路(株)北海道支社は、年度内に「道東道トマムIC」「道東道狩勝第2トンネル西」「道東道滝の沢トンネル」「道東道下トマムトンネル」「道東道本流鵡川第1橋鋼上部」の公告を計画。工種は全て土木となっている。
 鉄道・運輸機構は「道新幹線渡島北軌道敷設」が未公告。開札予定時期は来年1~3月となっており、入札に要する手続き期間を踏まえると、今秋の公告が有力とみられている。

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