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対応方針案 別線南側ルートに/概算事業費 最大で1300億円/横断道別保~尾幌間の計画段階評価 - 開発局
2024/12/26付 DOTSU-NET NEWS
開発局は25日、札幌第1合同庁舎で社会資本整備審議会道路分科会第37回北海道地方小委員会(委員長・岸邦宏北大大学院教授)を開き、道横断道別保~尾幌間における第3回計画段階評価を行った。地域意見聴取の結果等を踏まえた対策案の比較評価を実施。審議の結果、全ての政策目標の達成が概ね見込める別線南側ルート約21キロメートルを対応方針案とすることを決めた。概算事業費は約1100億~1300億円。今後は、新規事業採択時評価に向けた検討に移る。計画段階評価は、新規事業採択時評価の前段階において、政策目標を明確化した上でルートなど複数案の比較・評価を行うもの。
委員会で小林幹男建設部長は、3回目を迎える当該区間の計画段階評価に際し、出席者からの忌憚のない意見を呼びかけた。
道横断道別保~尾幌間は、開通済みの釧路別保ICと現在事業中の尾幌糸魚沢道路を接続する区間となっている。
前回の会合では、全線新たな自動車専用道路で整備し南側で連絡する最短ルート「別線南側ルート約21キロメートル」、全線新たな自動車専用道路で整備し北側で連絡する「別線北側ルート約22キロメートル」、新たな自動車専用道路と現道の課題個所を局所的に改良する「別線南側・一部現道改良ルート約23キロメートル」の三つを示していた。
審議の結果、土砂災害発生個所、洪水浸水区間、地吹雪区間等の解消はもとより、釧路市の高次医療施設への救急搬送時間および釧路空港への輸送時間を短縮し、災害発生時の避難・復旧を支える代替路の確保が可能になる別線南側ルート約21キロメートルを対応方針案に決定した。
概算事業費は約1100億~1300億円。インターチェンジの配置については、市街地・医療拠点・災害時の広域的な支援拠点・観光拠点とのアクセス性に配慮した配置案とする。形式はフルインターチェンジとなる見通し。区間内でのトンネル整備は計画していない。
今回の会合では、自治体への意見照会結果も提示。鈴木直道知事は、道横断道の整備による多くの効果に言及しながら「地域の意見を十分反映していただくとともに、当該道路を早期に事業化していただくよう特段の配慮を」との意見を寄せた。
各委員は「気象条件からドクターヘリが飛ばないところであり、道路整備の意義は大きい」「全てが網羅されていて大賛成」などと期待感を示した。
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