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国費0.3%増 5625億/16ヵ月予算は7369億/25年度予算案 道開発事業費

2024/12/27付 DOTSU-NET NEWS
2025年度北海道開発予算案決定概要
2025年度北海道開発予算案決定概要
 政府は12月27日、2025年度予算案を閣議決定した。道開発事業費は、国費ベースで5624億7400万円。前年度当初比0.3%増、金額にして15億1200万円の増加となった。生産空間の維持・発展による食料安全保障および観光立国の一層の強化をはじめ、ゼロカーボン北海道の実現やデジタル関連作業の集積支援、強靱な国土づくりなどに資する施策を推進する。

 行政経費を合わせた道開発予算全体についても、5745億2400万円で0.3%増。「生産空間の維持・発展による食料安全保障および観光立国の一層の強化」「地球温暖化対策を先導するゼロカーボン北海道の実現」「デジタル関連作業の集積支援」「安全・安心に住み続けられる強靱な国土づくり」「ウポポイ等を通じたアイヌ文化の復興・創造および国民理解の促進」「北方領土隣接地域振興対策」を軸とした事業を展開する。
 事業別では、道路環境整備を含む道路が2452億2200万円、都市水環境整備を含む治水が961億3500万円といずれも横ばいに。交付金の社会資本総合整備には、2.3%減の568億5900万円を積み上げた。
 当初予算で設定したゼロ国債は、国費ベースで368億9100万円。事業別にみると、治水に91億4700万円、治山に6000万円、道路整備に219億5400万円、道路環境整備に42億2700万円、農業農村整備に11億300万円、水産基盤整備に4億円を計上した。
 24年度補正予算を含めた16ヵ月予算に基づく国費ベースの予算額は、7368億9400万円。国費から見込まれる事業費ベースの予算額は、9000億円超に上る。政府は「24年度補正予算と合わせて切れ目なく取組を進める」としている。
 25年度の道路開通予定個所をみると、全線開通は、道縦貫道音威子府バイパス仮称・音威子府IC~仮称・中川IC間19キロメートル、44号根室防雪根室市厚床~根室市温根沼間12.2キロメートル、453号蟠渓道路壮瞥町蟠渓~壮瞥町上久保内間2.2キロメートル。部分開通は、日高道厚賀静内道路日高厚賀IC~仮称・新冠IC間9.1キロメートルとなっている。

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2024-12-25付 DOTSU-NET NEWS

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2024-12-24付 DOTSU-NET NEWS

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