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技術的所見 内容の記し方明記/工事特性に応じ2項目選択可/25年度総合評価「簡易な施工計画」 - 道建設部

2025/01/31付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は、2025年度総合評価落札方式ガイドラインの改正に向けて検討を進めている。施工計画審査タイプⅠ・Ⅱ型における「簡易な施工計画」の詳細な改正案をみると、工程管理に係る技術的所見に関し、具体的内容の記し方を明示。工事の特性等に応じ、工程遅延防止への対策など四つの事項から二つの選択を可能とし、それぞれの提案を最大480字で記すよう求める。NETIS掲載技術がない場合は、一つの技術的所見につき、1枚に限り資料を添付できる方式に整理する方針だ。
 建設部によると「簡易な施工計画」のうち、工程管理に係る技術的所見の提案を巡っては、400字程度と定めた文字数制限を超過するものが多い状況。受発注者の負担軽減の観点からも、具体的かつ簡潔な記述が課題とされており、建設部は新たなガイドラインに文字数規定を補足する案を示している。
 技術的所見は(1)異常気象等の緊急時の工程遅延防止(2)工期等の制約条件下での主たる工種における作業の効率化(3)周辺環境などの制約条件下での工程遅延防止に係る作業の円滑化等(4)その他―の四つの事項から二つを選択。それぞれ最大480字で提案の記入を求め、文末にカッコ書きで文字数を追記することとした。
 NETIS掲載の新技術については、NETIS番号のみを明記。NETIS掲載以外の新技術・新工法・特許工法などを記す場合は、必要に応じて、一つの技術的所見につき、技術内容や効果が確認できる資料を1枚に限り添付するよう求める。
 総合評価落札方式ガイドラインの改正案については、きょう31日に最終日を迎える地方建設業協会との意見交換会で説明。来年度に向けては、評価項目や配点の変更はないものとみられるが、業界からの意見を参考に詳細を詰めていく方針で、例年のスケジュールを踏まえると、2月中にも新たなガイドラインを公表する見通しだ。

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