ＴＮ整備 台ノ下山、新穴澗など／２２９号館浦、３９号比布大橋も／２５年度道内分新規国債設定事業

　政府の２０２５年度予算案に基づく新規国庫債務負担行為設定事業の詳細がまとまった。財務省の予算書関連資料をもとに本紙が抽出・整理したもので、道内関係分をみると、４５２号台ノ下山トンネル、２２９号新穴澗トンネル、２２９号館浦トンネルを記載。橋梁では、３９号比布大橋などを盛り込んでおり、上部工に着手するものとみられている。

　財務省が公表した財政法第２８条等による予算参考書類に基づくもの。本紙が道内関係分の新規国庫債務負担行為設定事業を取りまとめた。
　道内関係分のうち、台ノ下山トンネルは、現在事業中の４５２号五稜道路で整備を計画。通行不能区間の解消を図り、地域間交流の活性化および物流効率化等の支援に資することを目的としており、トンネルの延長は１９００メートル程度に及ぶもようだ。地域連携推進工事は２９年度に終了予定としている。
　新穴澗トンネルは、２２９号島牧防災で計画するトンネルの一つ。過去の災害発生個所を回避するもので、延長は１５１８メートル、道路更新防災対策工事は２９年度に終了する見通しとなっている。
　館浦トンネルは、乙部防災事業で計画しているもの。山側の別線ルートにトンネルを新設する方針で、延長は７８１メートルとなっており、道路更新防災対策工事は２７年度の終了を予定している。

　橋梁では、比布大橋３０３メートルの上部工に着手し、２７年度に終了する見込み。このほか、４４号別当賀橋の道路更新防災対策工事などが盛り込まれている。