旭川など１３市町村参加／２５年度システム運用開始へ／電子成果共同保管管理事業 － HOCTEC

　北海道建設技術センター（ＨＯＣＴＥＣ）は２０２５年度、北海道市町村電子成果共同保管管理事業に係る北海道市町村版情報共有システムおよび電子成果共同保管管理システムの運用を開始する。公共事業の各業務プロセスで発生する図面や書類、写真などをインターネット経由で共有できるもので、初年度は旭川市など１３市町村が参加。利用料金は工事・委託業務共に月額６０００円（税抜）で、６ヵ月を超える利用については３万６０００円（税抜）に設定している。
　ＨＯＣＴＥＣは、公共事業の各業務プロセスで発生する図面や書類、写真などのデータを対象に、インターネットを介して情報を交換・共有・連携できる環境を整えるため、北海道市町村電子成果共同保管管理協議会を設立。北海道地方におけるＣＡＬＳ／ＥＣ推進につながるもので、北海道市町村版情報共有システムおよび電子成果共同保管管理システムの運用を２５年度から開始する。
　初年度は、旭川市や帯広市など１３市町村が参加。これらの自治体が発注する工事・委託業務のうち、北海道市町村版情報共有システムの使用とオンライン電子納品の対象になるものについては、設計図書において条件を明示する。
　成果品に関しては、ＨＯＣＴＥＣが別途無償で配布する電子成果品作成支援ソフトや、市販の電子成果品作成ソフトによるものであれば、オンライン電子納品が可能に。
　成果品は電子成果共同保管管理システムに格納し、二次利用する際には検索ができるほか、発注者の許可が得られればダウンロードが可能になる。
　３月中旬をめどにＨＯＣＴＥＣのホームページで説明動画を公開し、４月１日から利用登録の受付を開始する予定。
　利用料金は工事・委託業務共に月額６０００円（税抜）だが、６ヵ月を超える利用については３万６０００円（税抜）に設定している。
　参加自治体はつぎのとおり。
▼空知・石狩
▽長沼町
▼胆振・日高
▽登別市
▽洞爺湖町
▼上川
▽旭川市
▽東神楽町
▼留萌
▽小平町
▽羽幌町
▽遠別町
▼宗谷
▽幌延町
▼オホーツク
▽遠軽町
▼十勝
▽帯広市
▽清水町
▽中札内村