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格付基準点設定が焦点/技術社会点の最大値引上げで/道発注3部 次期資格審査の動向

2025/02/25付 DOTSU-NET NEWS
 道発注3部による2025・26年度競争入札参加資格審査が、間もなく大詰めを迎える。申請受付の期限から3週間余りが経過し、焦点は各工種における格付基準点の設定状況に。今回の資格審査では、技術・社会点の最大値を10点引き上げて388点と定めており、業界関係者は格付基準点に与える影響に注目する。通例どおりに審査が進めば、3月中旬にも決定する見通しだ。

 今回の資格審査では、技術・社会点の審査内容を一部改正。「安全・安心への貢献」の評価項目に建管維持・除雪功労者表彰の受賞実績を新設して10点を配し、4年ぶりに最大値を引き上げた。「担い手の確保」においては、採用年齢の基準を満35歳未満から満35歳以上に拡大。満35歳未満の職員を採用した企業に現行どおりの12点、満35歳以上の職員を採用した企業に6点を配し、建設業の持続的な発展に資する取組を評価する仕様としている。
 資格審査の申請受付は1月31日に終了。現在は資格審査の作業を進めており、間もなく佳境に入る。前回の定期格付では、建築、電気、管を除く5工種でA等級の基準点が上昇。一般土木をみると、A1は30点上昇して1340点以上、A2は20点上昇して1195点以上に。農業土木Aは15点上昇して1130点、水産土木Aは20点上昇して1135点、森林土木Aは20点上昇して1195点となった。
 直近2回は主要工種のA等級の格付基準点が続けて上昇しており、業界関係者は今回の設定を注視。技術・社会点の最大値の引き上げが与える影響にも注目する。前回までの傾向をみると、決定および公表は3月中旬とみられ、向こう1ヵ月間は目が離せない状況が続く。

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