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大型発注単位の整備盛る/ECI方式による発注も/道防衛局が基地最適化等説明会

2025/03/13付 DOTSU-NET NEWS
 道防衛局は12日、第3合同庁舎で事業説明会を開いた。基地や駐屯地の最適化事業や、同事業に係る入札方式について説明。最適化事業では大型発注単位での整備やECI方式による発注を行う見込み。
 自衛隊施設の最適化は、全国の各基地・駐屯地における2万3000棟の建物およびライフラインなどについて現状を把握・評価し、施設の機能・重要度に応じた構造強化、再配置・集約化、老朽改修、省エネ対策等を含んだ「マスタープラン」を作成し、集中的に短期間で実施していく計画。2023年度から5年間の予算規模は約1・7兆円、地区単位の事業規模としては数百億円規模となる見込みだ。
 今後の入札・発注方針については、最適化事業分の工事において基地ごと等の大型発注単位での整備や、ECI方式による発注を見込んでいることを説明。ECI方式の発注の適用は、1000平方メートル以上の建替建物棟数が10棟以上、1000平方メートル以上の改修建物棟数が15棟以上の場合を目安としている。
 続いて前年度、同局に寄せられた要望事項4点についての取組に関して説明。見積もり活用の採用単価についての公表に関しては、要望を受け、25年度発注分からは公表する方針になったことを説明した。自衛隊基地地元業者JVによる大型事業への参加については、24年度から特定JVの対象工事を20億円未満、構成員要件を1000点以上に緩和し、今後も継続する考え。
 監理技術者の参加要件についても、23年度から企業の実績上限を3000平方メートルに緩和しており、同様に今後も継続する。総合評価における地元企業の優位性の仕組みづくりに関しては、地域評価型の活用を継続するとした。最適化事業への乙型での参加に関しては、総合評価での発注を行っていく考えを示した。
 このほか、総合評価落札方式における諸条件の見直しについて説明。一般競争参加資格確認申請書等の提出期限までの日数や入札書提出までの日数等、入札手続きに関して十分な期間を確保できるよう改正していくとした。

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月単位導入が拡大/釧路市、根室市、石狩市など/市町村所管工事の週休2日

2025-03-13付 DOTSU-NET NEWS

 建設現場における月単位の週休2日の取組は、市町村所管工事でも着実に拡大している。将来の担い手確保や働きやすい職場環境づくりを一層推進する観点から、本紙調査では、新たに釧路市、根室市、千歳市、石狩市などが導入を決定。導入に向けた検討を進めて...

建設部長 関氏、農政部長 鈴木氏か/振興局長 発注3部各2ポスト/道の4月1日付幹部人事予想

2025-03-12付 DOTSU-NET NEWS

 道は、4月1日付の人事異動に向けて検討を進めている。発注3部関係の幹部人事をみると、本庁部長級ポストでは、建設部長と農政部長が交代するもようで、後任には関俊一胆振総合振興局長、鈴木賢一空知総合振興局長の名前が挙がっている。総合振興局長およ...

​道議会予算特別委(11日)

2025-03-12付 DOTSU-NET NEWS

上下水道行政の担当部局  白石俊哉建設部長は、11日の第1回定例道議会予算特別委員会で、道における上下水道行政の担当部局に関し、一本化した場合の効果や課題を検討していく方針を示した。安住太伸委員(自民党・道民会議)の質問に対する答弁。 ...

道路2事業 新規事業化「妥当」/別保尾幌道路、白老西拡幅/社整審道路分科会道地方小委 - 開発局

2025-03-11付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は10日、札幌第1合同庁舎で社会資本整備審議会道路分科会第38回北海道地方小委員会(委員長・岸邦宏北大大学院教授)を開き、2025年度予算に向けた道横断道別保尾幌道路、36号白老西拡幅の新規事業採択時評価を実施した。全体事業費は別保...

一般競争3~5億 1070点に引下げ/特定JV3社目は920点/道建設部 一般競争客観点要件

2025-03-11付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、2025年度から適用する一般競争入札参加資格に必要な客観点要素の評定数値を決定した。一般土木をみると、予定価格3億円以上5億円未満の制限付一般競争入札において、単体と特定JVの代表者を含む2社の構成員の評定数値を20点引き下げ...

一般土木A1 1330点以上/全ての工種で下降/道の25・26年度格付基準点

2025-03-10付 DOTSU-NET NEWS

 道発注3部は、2025・26年度競争入札参加資格審査を終え、各工種の格付基準点を決定した。前回の定期格付から、全ての工種で格付基準点が下降。一般土木はA1等級が10点下降し1330点以上、A2が25点下降し1170点以上となった。農業土木...

労務費等実態把握で 試行工事実施へ/技術提案評価型SⅠ型方針案も/国交省の発注者責任懇

2025-03-10付 DOTSU-NET NEWS

 国土交通省は7日、東京都内で2024年度第2回発注者責任を果たすための今後の建設生産・管理システムのあり方に関する懇談会建設生産・管理システム部会を開催した。直轄工事における支払い賃金、労働時間、労務費の実態把握の進め方について審議。把握...

一般土木 A2200点、B1660点/舗装Aは1900点以上に設定/開発局の25・26年度格付基準点

2025-03-07付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、2025・26年度競争入札参加資格審査に基づく格付基準点を決定した。一般土木A等級の総合審査数値は、23・24年度と同じく2200点以上に設定。B等級は80点引き下げ1660点以上とした。舗装のA等級は、前回と同様、1900点以...