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道路2事業 新規事業化「妥当」/別保尾幌道路、白老西拡幅/社整審道路分科会道地方小委 - 開発局

2025/03/11付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は10日、札幌第1合同庁舎で社会資本整備審議会道路分科会第38回北海道地方小委員会(委員長・岸邦宏北大大学院教授)を開き、2025年度予算に向けた道横断道別保尾幌道路、36号白老西拡幅の新規事業採択時評価を実施した。全体事業費は別保尾幌道路が約1250億円、白老西拡幅が約165億円。大規模地震等が切迫する中での“命の道”としての機能に加え、地域の観光振興など多くの整備効果が期待されることから、新規事業化を「妥当」と結論付けた。

 別保尾幌道路は、開通済みの釧路別保ICと現在事業中の尾幌糸魚沢道路を接続する区間。延長は21.2キロメートルで、高次救急医療施設、物流拠点、空港、港湾等へのアクセス向上により、釧路・根室地域における救急搬送などの医療活動、産業振興、観光振興を支援する。
 全体のうち土工延長は92%に当たる19.5キロメートル、橋梁延長は8%の1.7キロメートル。橋梁に関しては、起点側から550メートル、110メートル、30メートル、170メートル、40メートル、220メートル、80メートル、60メートル、90メートル、260メートル、40メートル、40メートル、80メートルとなっている。
 白老西拡幅は、白老町萩野から同竹浦までの2車線区間を4車線化するもの。延長は8.3キロメートルで、事故対策としての中央分離帯整備も計画。事業の実施により、観光時期に発生している交通渋滞を緩和し、主要観光ルートの定時性を確保することで、地域の観光振興やウポポイ誘客促進戦略を支援する。
 区間内の橋梁については、起点側から40メートル、20メートル、110メートル、20メートルとなっている。
 委員は「一日も早い整備を」「観光で訪れた外国人が冬の道路を走行することを考慮しても4車線化は急務」などと述べ、事業の必要性を評価。北海道地方小委員会として、新規事業化は「妥当」との結論を得た。

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