首位 ルーラルエンジニア／本紙集計 発注者支援除く／振興局農業２４年度委託業務実績

　道の振興局産業振興部が発注した農業農村整備事業の２０２４年度委託業務業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。発注者支援業務を除く集計で、首位は２７件、６億４０５０万円を受注した（株）ルーラルエンジニア（深川）。２位以下は、２４件で３億２９１６万円の（株）北海道農業建設コンサルタント（札幌）、１９件で２億８２２８万円の北王コンサルタント（株）（帯広）などが追随した。受注総額は８６億５３００万円で、前年度と横ばいだった。

　消費税抜きの落札額ベースで、２３年度補正予算に係る案件は全額を計上。２３年度実績についても、発注者支援業務を集計から除いた同じベースで比較している。
　受注業者数は前年度を５社下回る１８３社。受注総額は０.０５％減の８６億５３００万円となった。
　１社当たりの平均受注額は４７２９万円と、割合で２.７％、金額で１２３万円増加。５２社が平均を上回った。道内業者の受注額は、８４億５１０２万円で全体の９７.７％に相当。道内業者のシェアは０.１ポイント上昇した。
　上位の顔ぶれをみると、前年度実績で３０位圏外だった（株）東亜エンジニアリング（札幌）が１８位、（株）よしだ設計コンサルタント（札幌）が２７位、東邦コンサルタント（株）（釧路市）が２８位に順位を上げている。
　受注額は皆増を含め１０２社で増加し、このうち７社が２倍以上伸ばす結果に。２億円以上の受注は１社減の８社、１億円以上は３社増の３２社となった。