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緊急度Ⅰ 釧路市が最長/空洞確認は北見市のみ/下水道管路重点調査優先個所 - 国交省

2025/09/18付 DOTSU-NET NEWS
 国土交通省は17日、下水道管路の全国特別重点調査における優先実施個所の調査結果を公表した。本道分をみると、原則1年以内に速やかな対策が必要となる緊急度Ⅰの要対策延長は、釧路市が最長で0.357キロメートル。空洞が確認されたのは北見市のみで1ヵ所となっている。国交省では、道路管理者とも連携した速やかな対策を要請しており、引き続きこれらの取組を技術的・財政的に支援していく方針だ。

 ことし1月の埼玉県八潮市での下水道管路の破損事故を受けて要請していたもの。有識者委員会の意見も踏まえ、管径2メートル以上かつ1994年度以前に設置された下水道管路を対象としている。
 腐食しやすい個所などの優先実施個所に該当する管路延長は約813キロメートル。これらの個所で潜行目視やテレビカメラによる目視調査を約730キロメートル、打音調査等を約137キロメートルで実施した。
 その結果、原則1年以内の速やかな対策が必要と見込まれる緊急度Ⅰと判定された要対策延長は約72キロメートルに。空洞調査は約285キロメートルで行い、6ヵ所で確認される結果となった。
 本道分をみると、原則1年以内に速やかな対策が必要となる緊急度Ⅰの要対策延長は、釧路市が0.357キロメートル、北海道流域が0.169キロメートル、北見市が0.12キロメートルなど。応急措置を実施した上で5年以内に対策を施す緊急度Ⅱは、釧路市が0.504キロメートル、苫小牧市が0.18キロメートルなどとなっている。
 国交省は、調査や判定が未了の個所に関し、安全確保に最大限留意しながら、それらの速やかな実施と、要対策延長や空洞確認個所について、道路管理者とも連携した対策の速やかな実施を要請。引き続き、これらの取組を技術的・財政的に支援していく。
 今回の調査結果については、有識者委員会での議論にも反映するとしている。

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