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工期 8割が概ね短縮/取組有効も8割以上/ワンデーレスポンスアンケート - 道建設部24年度

2025/09/19付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は、2024年度に試行したワンデーレスポンスのアンケート調査結果をまとめた。「工期短縮効果」への「短縮・概ね短縮」の回答は、受注者が93%、業務受託者が82%。「取組が有効だったか」に関しては「有効・概ね有効」の回答が受注者は97%、業務受託者は92%、発注者は81%だった。建設部は、過年度と比較して肯定的回答の割合が増加し、8割以上が評価している結果を踏まえ、24年10月1日以降に入札した全ての工事・業務を対象とし、取組を継続していく方針を示している。
 ワンデーレスポンスは、受注者から提起された現場の問題に対し、発注者が回答期限を設け速やかに対処する取組。24年度は工事952件、委託業務4823件の計5775件で試行した。工事受注者、業務受託者、発注者を対象とした24年度のアンケート調査では、工事受注者131人、業務受託者98人、発注者77人から回答を得た。
 「取組が適切に実施されたか」に関し「実施・概ね実施」の回答は工事受注者が100%、業務受託者が72%、発注者が89%に。工事受注者の肯定的回答は前年度を15ポイント上回り、取組の成果が見て取れる結果となった。「対応が困難な時、回答予定日を示し、回答されたか(回答したか)」については「回答・概ね回答」の割合が、工事受注者は97%、業務受託者は80%、発注者は91%に上っている。工事受注者の肯定的回答は前年度比23ポイント増と、大幅に上回った。
 「工期短縮効果はあったか」に対する「短縮・概ね短縮」の回答は、工事受注者が93%、業務受託者が82%。「取組が有効だったか」への「有効・概ね有効」の回答は、工事受注者が97%、業務受託者が92%、発注者が81%だった。
 意見・要望では、工事受注者から「回答の迅速化や期限の明確化によって、機材および資材の手配が容易に。手配待ちに伴うタイムロスがなくなるので、継続的に取り組んでいただきたい」、業務受託者から「ワンデーレスポンスは具体的な回答期限を設けずとも、意識を持っているだけでも非常に有効」などの声が聞かれた。発注者からは「発注者、受注者共に有益な取組」との意見が上がっている。

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