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10建管で1457件/札幌201件、函館173件/インフラゼロカーボン試行 - 道建設部
2025/09/24付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、2024年度における北海道インフラゼロカーボン試行工事に関し、建管別の取組状況をまとめた。10建管を合わせ、1457件の工事で試行。建管ごとの試行件数は札幌が201件と最も多く、以下、函館が173件、帯広が163件、網走が158件、釧路が157件などと続いている。工事発注量によって試行件数に多少のばらつきが生じているものの、実施率は軒並み7割を超え、取組の浸透が見て取れる結果が示された。取組内容をみると、一つの現場での重複カウントを含め「工事付属品や保安設備などの取組」が1538件と最多。「施工機械など施工と関わる部分の取組」が次いで813件だった。建設部はゼロカーボン北海道の実現に向け、道内建設業における脱炭素への機運醸成を目的として、開発局や札幌市、鉄道・運輸機構、東日本高速道路(株)北海道支社と連携して北海道インフラゼロカーボン試行工事を発注している。
24年度は10建管を合わせ、1457件の工事で試行。対象とする1841件に占める実施率は、79.1%だった。主な工種の試行件数と実施率は、一般土木が992件で79.3%、舗装が318件で94.1%、鋼橋上部が12件で92.3%といずれも高い水準を示している。
建管ごとの試行件数は、札幌、函館、帯広、網走、釧路のほか、旭川が153件、室蘭が149件、小樽が115件、稚内が104件、留萌が84件。実施率が8割を超えたのは3建管で、最高値は89.1%に上った。
取組内容を追うと、「工事付属品や保安設備などの取組」が1538件と最多。構成率は58%だった。「施工機械など施工と関わる部分の取組」は30.7%の813件。ほかは、「その他の取組」が8.6%の229件、「ゼロカーボンへの取組とは判断できない」が2.7%の72件と続いている。
具体的な事例として「工事付属品や保安設備などの取組」では、「ポータブル電源およびソーラーパネルによって得られた電力を活用」「電光規制標識の電源をソーラーパネルによって発電される物に変更」「工事用照明をLED蛍光灯などに変更」「間伐材を利用してリサイクル可能な工事看板木枠(ログ枠)を使用」などが挙がった。
「施工機械など施工と関わる部分の取組」においては、「燃料基準達成型の建設機械の使用」「ICT活用モデル工事の対象外の工事で、現場で稼働するバックホーにICT建設機械を使用」「バッテリー式の刈り払い機、チェーンソー、工具などを使用」「バイオディーゼル混合軽油を現場建設機械に使用」「低炭素型コンクリート二次製品の使用」などの報告があった。
「その他の取組」では、「社内検査でウェブカメラを利用した遠隔臨場を活用」「オンライン通信で安全大会を開催」「通勤・移動車両にエコカーを使用」などが挙がっている。
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