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精鋭各社 復旧に奮闘/釧路・帯広等で土砂流出/道内初の線状降水帯
2025/09/24付 DOTSU-NET NEWS
道内で初となる線状降水帯が21日未明、釧路および十勝地方で発生し、甚大な被害をもたらした。札幌管区気象台の発表によると、1時間当たりの降水量は、釧路市音別町で午前3時10分ごろまでに75.5ミリと、1976年の統計開始から過去最大を更新した。釧路および帯広開建は、所管する国道などで土砂流出等を確認したため、通行止めを実施。地域に精通する地元業者ならびに開建職員らが、早期の通行止め解除に向けて、鋭意作業を進めている。釧路開建は、道東自動車道本別IC~釧路空港ICの57.4キロメートル区間や、国道392号白糠町茶路東一線~同茶路基線の3キロメートル区間において、天候回復後の点検によって土砂流入を確認したため、直ちに通行止めにした。
22日午後2時現在、阿寒IC~釧路空港ICの9.5キロメートル区間(庶路ICおよび白糠ICのランプを含む)、392号白糠町茶路東一線~同茶路基線の3キロメートル区間で通行止めを実施中。早期の通行止め解除に向け、道路維持を担う山根土建(株)(白糠)が奮闘している。
釧路建管が所管する道道のうち、上茶路上茶路停車場線の釧路市音別町尺別原野基線~釧路市音別町尺別原野間の延長3.2キロメートルでは、道路擁壁が倒壊。建管は今後適切な手続きを進め、業者を選定するとしている。
帯広開建は、大雨による土砂流入のため国道336号広尾町音調津~同ツチウシの延長6.5キロメートル、えりも町目黒~広尾町音調津の延長11.7キロメートル、浦幌町帯富~釧路市音別町直別の18キロメートルで通行止めを実施。広尾町音調津~同ツチウシとえりも町目黒~広尾町音調津については、髙堂建設(株)(帯広)が復旧作業を進め、通行止めが解除になった。
22日午後4時現在、通行止めが続く浦幌町帯富~釧路市音別町直別については、(株)フクタ(浦幌)および開建職員が通行止め解除に向け、鋭意作業に当たっている。
胆振管内の道道千歳鵡川線・厚真町軽舞および道道鵡川厚真線・厚真町厚和、道道夕張厚真線・厚真町高丘では、路肩が決壊。(株)今多建設(厚真)がパトロール・片側交互通行規制を行っている。復旧工事に向けて今後、調査や点検を行う見込み。
開発局および帯広開建は、21日付で遠藤達哉局長、空閑健部長を本部長とする応援対策本部を設置。浦幌町からの要請によって災害対策車両(排水ポンプ車)を派遣したほか、同町へTEC―FORCEを派遣している。
TEC―FORCEについて、町内の厚内橋が一部陥没し、通行止めになったことから22日には先遣班2人が厚内橋の状況を確認。きょう24日には調査班5人を派遣する予定で、被災状況を調査し、その結果を同町に報告する。
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