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若者に届け 業界PRを一手に/初弾は縦型ショートドラマ/道建協等8者がCIC設立

2025/09/25付 DOTSU-NET NEWS
 北海道建設業協会(岩田圭剛会長)や北海道舗装事業協会(中田隆博会長)など8者は、建設業の魅力発信を専門に手がける新媒体として「建設イノベーション・コンソーシアム」(CIC)を設立した。建設産業全体を応援・PRするため、業界を横断した広報やウェブ活動などを担う。事業の第1弾では建設現場を舞台にした、若者に人気がある縦型ショートドラマを製作。テレビ放送のほか、SNSでの発信を構想している。

 構成員となる北海道建設業信用保証(株)と北保証サービス(株)、有志として設立に関わった北土建設(株)の砂田英俊社長、秋津道路(株)の渡辺慶人社長が24日、明らかにした。
 道内の建設業団体や企業各社では、現場見学会やインターンシップ、各種イベントへの出展などを通じて建設業の魅力ややりがいを伝えながらイメージアップに努めている。一方で深刻化する担い手確保問題を解決していくためには、若い世代に広く業界全体をPRすることの困難さが課題になっていた。
 北海道建青会など関係者が一丸になって道内の高校生向けに開催しているコンストラクション甲子園の成功が一つの契機に。業界の良さをアピールしたいという様々なアイデアの受け皿としてCIC設立に向けた動きが加速していった。
 設立メンバーは4者のほか北海道開発技術センター、北海道道路管理技術センター、北海道河川財団、北海道建設技術センター。また趣旨に賛同する団体の入会を随時受け付けている。
 事業第1弾では、スマホユーザーの若者に人気がある縦型ショートドラマを製作。仮称・建型ショートドラマ製作委員会が手がけ、札幌近郊のとあるまちでの建設現場を舞台にしたストーリーで建設業のイメージアップを狙う。1話当たり75秒の全12話を想定しており、恋愛や友情の要素を盛り込んで若者やその親世代にアプローチする。
 テレビ放送後はインスタグラムやティックトック、ユーチューブショートなどSNSで配信する。第1弾の舞台は札幌近郊としているが、将来的には撮影現場となる道内市町村の地域創生にもつなげていきたい考えだ。砂田、渡辺の両氏は「第1弾を何とかバズらせたい」と口をそろえる。
 CICでは第1弾となる縦型ショートドラマ製作に係る協賛およびCM提供を希望する団体・企業をつぎのとおり募集している。
▼協賛枠(複数口も可)
▽プラチナスポンサー=1口100万円
▽ゴールドスポンサー=1口50万円
▽シルバースポンサ―=1口10万円
▼CM枠(CM用動画制作の支援も、別途制作費)
▽15秒=1回当たり25万円
▽30秒=1回当たり50万円
▼申し込み・問い合わせ
▽北保証サービス・電話011(241)8654、FAX(222)6601、メールkhs@hokkaido-cs.co.jp
▼振込先
▽北洋銀行本店 普通 7305943 北保証サービス(株)

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