管内受注７９％、１.９P拡大／本紙集計 釧路など５開建で上回る／開建工事９月末地域別受注動向

　全道１０開建における２０２５年度９月末地域別工事受注動向が、本紙集計でまとまった。金額ベースの管内業者の受注割合をみると、全体では７８.７％に。前年度同期と比較すると１.９ポイント拡大した。管内業者の受注割合は、釧路、小樽など５開建で拡大している。

　金額は当初契約ベース。各開建が発注した工事の受注業者を本店所在地別に分類し、管内、管外の受注実績を集計した。ＪＶは構成員別とし、出資比率に応じて管内と管外に振り分けている。
　２５年度９月末における管内業者の受注割合を金額ベースでみると、前年度同期を１.９ポイント上回る７８.７％。釧路は９.６ポイント、小樽は９.２ポイント、函館は７.３ポイント、室蘭は６.３ポイント、留萌は３.１ポイントそれぞれ拡大している。

　管内業者の受注割合が９割以上となったのは、９６.６％を記録した稚内のみで、以下、網走が８７.９％、旭川が８５％、釧路が８２.９％などと続いた。
　一方、管外業者の受注割合は２１.３％。５号倶知安余市道路などの大型事業を所管する小樽が３４％、室蘭が３１.７％、札幌が２３.８％などとなっている。