トップページ >
DOTSU-NET NEWS一覧 >
DOTSU-NET NEWS詳細
12月上旬にも創設/経審W点評価項目に新設へ/技能者大切にする企業宣言制度 - 国交省
2025/11/07付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省は、12月上旬に「建設技能者を大切にする企業の自主宣言制度」を創設する見通しだ。経営事項審査におけるW点での評価項目として新設を検討しているもので、審査基準日以前に技能者の処遇改善のための取組を行うことを宣言し、国交省のポータルサイトに宣言が掲載されている場合に5点を付与する方針。建設機械の保有状況や社会保険加入などといった他の改正項目も含めて来月初旬開催予定の中央建設業審議会総会に諮り、了承が得られれば、制度の運用を開始することとなる。国交省は、建設企業が適正な労務費の見積もり、技能者の処遇改善に積極的に取り組んでいる場合でも、外部からは取組状況が見えづらいことから評価されず「競争上は不利になる可能性もある」と認識。技能者を大切にする企業の取組を可視化し、評価を向上させ、受注機会の確保等につなげることが必要と分析している。
さらに、担い手3法の改正を契機として、サプライチェーン全体で建設技能者の処遇改善に取り組むマインドを広げていくことも重要としている。
自主宣言制度は、処遇改善の取組が持続的に行われることとなる枠組みの構築に向けて創設を検討。元請・下請などの各主体は「労務費の基準を活用して、労務費等を内訳明示した見積書を作成すること」「下請から提出される労務費等が内訳明示された見積書の内容を考慮すること」「技能者の適切な処遇を確保するための取組を行うこと」「CCUSを活用すること」などを宣言する。
企業一覧は国交省ホームページで公表する。
現在、国交省は、経営事項審査におけるW点の評価項目の改正に向けた検討を推進。建設技能者を大切にする企業の自主宣言制度の追加のほか、建設機械の保有状況における加点対象機械拡大、社会保険加入に関する審査項目の削除を予定している。
来月初旬開催予定の中央建設業審議会総会では、これらの改正内容を議論し、最終的な取り扱いを定める見込み。自主宣言制度については、詳細を発表した上で同月上旬に運用を開始する方針としている。
その他のDOTSU-NET NEWS 一覧
25年度補正予算で措置/適切な価格転嫁図り予算確保/国交省 強靱化中期計画初年度へ
2025-11-06付 DOTSU-NET NEWS
政府が策定作業を進める総合経済対策に関し、国土交通省関係の重点事項が判明した。激甚化・頻発化する自然災害やインフラ老朽化に適切に対応する観点から、第1次国土強靱化実施中期計画に基づく初年度の予算は、2025年度補正予算から措置する方向性を...首位は宮坂建設82億円/本紙集計 10億円以上は44社/開発局9月末工事業者別受注実績
2025-11-06付 DOTSU-NET NEWS
開発局の2025年度9月末工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、札幌、函館、旭川、帯広の4開建から計23件、82億1040万円を受注した宮坂建設工業(株)(帯広)。2位以下は、17件、50億476万円の(株)中山組(札幌)、...今月から12市町村訪問/週休2日工事導入を支援/入札契約適正化キャラバン - 開発局、道
2025-11-05付 DOTSU-NET NEWS
開発局と道は、道内市町村における入札契約の適正化に向けた取組を強化する。本年度は週休2日工事の実施をテーマに掲げ、未実施の市町村で早急に導入されるよう支援する。「入札契約適正化キャラバン」と題し、7月末時点で未実施のうち重点地域の12市町...道営 団体営 2万2514ha/道営は1万9783haに/20~24年度暗渠排水施工実績 - 道農政部
2025-11-05付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は、水田地帯および畑地帯の2024年度暗渠排水施工実績をまとめた。道営と団体営で合計3282ヘクタールを整備。20~23年度を含む5ヵ年では、本紙集計で2万2514ヘクタールとなった。同部においては地元要望を踏まえ着実な整備に努め...物価高 加味した予算を/国土強靱化関連含め道建協/全建と国交省 地域懇談会
2025-11-04付 DOTSU-NET NEWS
全国建設業協会(今井雅則会長)と国土交通省の2025年度地域懇談会が10月31日、ホテル札幌ガーデンパレスで開かれた。北海道建設業協会は、今後、重要な局面を迎える本年度補正予算案や新年度当初予算案の編成に当たり、国土強靱化関係を含め、高止...適切な条件明示 9割弱が適切/設計内容と現場条件の一致/工事フォローアップ調査前期結果 - 開発局
2025-11-04付 DOTSU-NET NEWS
開発局は、2025年度工事フォローアップ調査の前期結果をまとめた。設問のうち「適切な条件明示」と「設計内容と現場条件の一致」をみると、適切と概ね適切を合わせいずれも9割弱に。24年度の約8割を上回る結果となっており、受注者からは「関係機関...1級土木等を要件に/対象技術者の判断は発注者で/現場代理人の表彰取扱を検討 - 開発局
2025-10-31付 DOTSU-NET NEWS
開発局は、優良工事等表彰における現場代理人の取り扱いについて検討を進めている。表彰対象は、優良工事表彰の受賞工事に携わった監理(主任)技術者、現場代理人とし、当該工事の発注時の入札説明書の主任技術者資格(1級土木施工管理技士等)に準拠する...0.2P下降 84.4%/本紙集計 8開建で下回る/開発局の9月末業務平均落札率
2025-10-31付 DOTSU-NET NEWS
開発局所管発注業務における2025年度9月末平均落札率が、本紙集計でまとまった。全体では84.4%となり、前年度同期と比較して0.2ポイント下降。札幌、小樽、旭川、釧路、帯広、網走、留萌、稚内の8開建で下降した。業種別にみると、土木関係コ...



