１月中旬をめどに調整／補正予算案公共事業費 前年度追加分上回るか／道 臨時道議会の開催時期

　道は、補正予算案を追加提案する臨時道議会の開催に向け、検討に着手した。国の２０２５年度補正予算に基づく公共事業費の追加分を上程し、審議を諮るもの。国の補正予算を事業費ベースでみると、補助分として前年度を２１６億１０００万円上回る１８９７億６６００万円を措置。こうした状況を踏まえると、公共事業費に関しても、前年度追加提案分の１３６３億１８００万円から増加する見通しだ。臨時道議会の開催時期は、財政出動による効果を早期に発現することを考慮し、２６年１月中旬をめどに調整が図られるもようだ。

　国の２５年度補正予算に基づく道開発事業費は、事業費ベースで２８４８億９００万円。直轄に９５０億４３００万円、補助に１８９７億６６００万円を計上した。
　補助を事業別にみると、治水に２１５億２９００万円、道路整備に９５億６１００万円、農業農村整備に５４２億３７００万円などを措置している。
　国の補正予算が今月１６日に成立したことを受け、道は臨時道議会を開く方針。流動的な要素を含むが、２６年１月中旬の開催が有力視されている。公共事業費に係る補正予算案を追加提案し、審議を諮る。国の補正予算の規模を踏まえると、前年度の追加提案分を上回るものとみられる。
　臨時道議会の承認後、道の発注３部は速やかに工事等情報を公表するもよう。全道１０建管に関しては、第８回工事等情報として一斉公表する見通しで、年明けから最終調整を進めていく。