計画段階評価 新たに蘭越～倶知安／社会資本総合整備４１９億増／２１年度開発局関係予算

　開発局は３０日、２０２１年度関係予算を発表した。補助の社会資本総合整備の交付金をみると、全国枠分を含め、事業費ベースで１６１１億８３００万円を計上。１月の国会上程段階と比較すると、４１９億１３００万円増加した。直轄の道路事業では、日高道静内～三石、道横断道女満別空港～網走に加え、新たに道横断道蘭越～倶知安間の計画段階評価に着手する。
　主な新規事業は、旭川・紋別道遠軽上湧別道路１３.８キロメートル、５号創成川通４.８キロメートル、２２９号冷水橋架替０.１キロメートル、２７２号上春別防雪９.２キロメートル、石狩湾新港東地区国際物流ターミナル整備、国営かん排共栄近文２期地区、国営緊急農地再編伊達地区などとなっている。
　道横断道黒松内～余市間の延長は約８０キロメートル。このうち、事業化しているのは、約４０キロメートル。残る未事業区間約４０キロメートルのうち、蘭越～倶知安間の延長は半分程度を占めているとみられる。
　直轄では、沙流川総合開発の平取ダム、函館・江差道茂辺地木古内道路北斗茂辺地ＩＣ～木古内ＩＣ間１６キロメートルが２１年度に完了を予定。補助では、旭川十勝道路旭川東神楽道路の東神楽工区が開通を予定している。