生産性向上へ点検表／開発局 ＩＣＴ全面活用等／２１年度施工効率向上プロジェクト

　開発局は、２０２１年度の施工効率向上プロジェクトをまとめた。工事円滑化会議において新たに生産性向上に向けた取組チェックリストを活用。ＩＣＴの全面的な活用、新技術活用の促進、遠隔臨場の促進など工程短縮や安全管理、環境対策等に関する取組を受発注者間で協議し、必要な取組を行う。
　開発局は、工事の一連の流れを着手前、工事中、完成後の三段階に分け、受発注者双方の責務を果たし、相互に連携することで、公共工事の品質確保、生産性向上を図る施工効率向上プロジェクトを展開している。
　施工効率向上プロジェクトでは、全工事を対象に、当初設計の考え方、関係機関との協議状況などを点検するチェックリストの活用をはじめ、工事円滑化会議、設計変更確認会議、工事全体のスケジュールを左右する重大な経路であるクリティカルパスの共有などを実施している。
　本年度からは、新たに生産性向上に向けた取組チェックリストを活用する。ＩＣＴの全面的な活用、現場条件に応じたプレキャストの導入促進、新技術の活用促進、遠隔臨場の促進などを確認し、工程管理や安全管理、環境対策等で生産性向上に効果が見込まれる取組を受発注者間で協議。必要な取組を行うこととしている。