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前年度実績上回る209件/活用企業数18社増167社に/6月末ICT活用工事 - 開発局
2021/07/26付 DOTSU-NET NEWS
開発局は、2021年度6月末段階におけるICT活用工事の実施状況をまとめた。全体では、すでに前年度実績を上回る209件で実施。前年度同期の件数と比較すると、83件増加した。ICT活用企業数は167社で、前年度実績と比較して18社増加。生産性向上に対する意識の高まりが、件数、取組企業数の増加につながっている。開発局は、建設現場の生産性向上に資するi-Constructionを積極的に推進。部分的な活用についてもICT施工として認める簡易型ICTや、軟弱地盤や積雪期など本道特有の課題に対応した「北海道におけるICT活用工事の出来形管理マニュアル」を策定するなどして、普及に向けた環境整備に努めている。
21年度6月末におけるICT活用工事の状況をみると、対象工事343件のうち、60.9%に相当する209件で実施。前年度同期と比べ、実施率は7.2ポイント下降したものの、件数は83件増加した。6月末段階ですでに前年度実績の201件を8件上回っている。
工種別にみると、ICT土工が最も多く150件、次いで舗装14件、舗装修繕13件などと続く。開建別の実施件数をみると、札幌が70件、釧路が25件などとなっている。
工種別・開建別実施件数はつぎのとおり(カッコ内%は実施率)。
▼工種別
▽ICT土工=150件(66.7%)
▽ICT舗装=14件(50%)
▽ICT港湾浚渫=7件(77.8%)
▽ICT地盤改良=8件(88.9%)
▽ICT舗装修繕=13件(28.9%)
▽ICTブロック据付=10件(62.5%)
▽ICT基礎=7件(63.6%)
▼開建別
▽札幌=70件―河川土工40件、道路土工16件、道路舗装修繕10件、河川地盤改良1件、道路地盤改良3件
▽函館=17件―道路土工5件、道路舗装7件、港湾浚渫1件、ブロック据付2件、基礎2件
▽小樽=17件―河川土工2件、道路土工9件、道路地盤改良4件、ブロック据付2件
▽旭川=19件―河川土工7件、道路土工9件、河川舗装1件、道路舗装1件、道路舗装修繕1件
▽室蘭=23件―河川土工7件、道路土工9件、道路舗装2件、道路舗装修繕1件、港湾浚渫2件、基礎2件
▽釧路=25件―道路土工18件、道路舗装1件、港湾浚渫4件、基礎2件
▽帯広=21件―河川土工11件、道路土工9件、河川舗装1件
▽網走=7件―河川土工2件、道路土工2件、ブロック据付2件、基礎1件
▽留萌=5件―河川土工1件、道路土工1件、道路舗装修繕1件、ブロック据付2件
▽稚内=5件―道路土工2件、道路舗装1件、ブロック据付2件
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