出勤者削減の取組要請／感染症収束へメッセージ／道、札幌市など９団体が発出

　道や札幌市など９団体は８月３１日付で、ほっかいどう出勤者数削減官民共同メッセージを発出した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、３度目となる緊急事態宣言が発令される中、道内事業者に対して出勤者数削減に向けた取組の徹底をあらためて要請。感染症の収束、道内経済の回復に向け、最大限の取組を進めることが重要としている。道においては、職員における出勤抑制等の状況も公表。８月２日から１３日までの出勤抑制等の実施率は、全庁で６２.６％となっている。
　メッセージを発出したのは、道、札幌市、北海道経済連合会、北海道商工会議所連合会など９団体。出勤者数の削減につがなる取組が進むよう、相互に連携して、支援策の活用促進や相談対応、普及・啓発に努める。
　各事業者に対しては、国が定める基本的対処方針を踏まえ、出勤者数の７割削減を目指すよう要請。具体的な取組として、テレワーク、時差出勤、フレックスタイム、ローテーション勤務、休暇の取得促進などを列挙している。
　道は、職員における出勤抑制等の取組状況を公表。８月２日から１３日までの出勤抑制等の実施率は、全庁で６２.６％に達している。内訳をみると、出勤抑制が本庁３２.５％、振興局３８.２％の計３６.１％、分散出勤が本庁４５.８％、振興局３８.７％の計４１.５％だった。