新・道総合計画で答申／道総合開発委 鈴木知事に提出

　北海道総合開発委員会の寳金清博委員長は３日、道庁本庁舎を訪れ、鈴木直道知事に新たな北海道総合計画を妥当とする答申を手渡した。鈴木知事は、北海道総合計画の情報発信に努めるとともに、「輝き続ける北海道に向け全力を尽くしたい」と語った。
　道は、新型コロナウイルス感染症など、社会情勢の変化に対応するため、ことし３月に北海道総合計画の見直しの方向性を決定。企業・団体・ＮＰＯ意向調査や、道民意向調査などを経て、５月に第１回北海道総合開発委員会計画部会を実施し、以降４回にわたる議論を踏まえ、９月の第１回北海道総合開発委員会で「輝き続ける北海道 北海道総合計画」２０２１改訂版・案をまとめた。
　改訂版では、危機に対する強靱な社会を構築、北海道の真価の発揮、社会の変革への挑戦を柱に追加した。
　寳金委員長は、「総合計画の施策を実現するには、道民の理解と協力が必要不可欠。分かりやすい情報発信に努めてほしい」と述べ、鈴木知事に答申書を手渡した。
　鈴木知事は、北海道総合計画が最上位計画であることにふれた上で、いただいた未来へのかけ橋というメッセージを踏まえ、「道民に総合計画を理解してもらうための分かりやすい情報発信に努めたい」と強調。その上で、「輝き続ける北海道に向け全力を尽くしたい」と決意を語った。