投資的事業 ５０億円前後／土木災害復旧事業費計上も／道の３定補正予算案編成作業進む

　道は、１４日開会予定の第３回定例道議会に補正予算案を上程する。新型コロナウイルス感染症への対策経費が中心とみられるが、投資的事業についても予算を追加計上する方向で調整。前年度と同規模の５０億円前後を積み上げているとみられる。特別対策事業費が４０億円程度、公共関連単独事業費が１０億円程度となるもようだ。このほか、土木災害復旧事業費の計上も予定している。３定補正にかかる工事等情報は、１０月上旬以降に公表となる見通しだ。

　前年度の３定道議会では、総額３０５８億２２００万円にのぼる補正予算を決議。投資的事業には５０億円を計上した。
　特別対策事業費は、道路に２３億円、河川等に１３億円、治山等に２億３４００万円、農道に１億６６００万円を措置。公共関連単独事業費は、道路等の維持補修に１０億円を充てた。
　現在、道は、本年度３定補正予算案の提出に向けた最終調整を進めているが、中小企業者の受注機会や事業量の確保、維持的経費の増加などに対応する観点から、投資的事業についても予算を追加する方針。前年度と同規模の５０億円前後の計上が見込まれる。
　特別対策事業費、公共関連単独事業費にも大幅な変動はなく、それぞれ４０億円程度、１０億円程度となるもよう。このほか、数億円規模の土木災害復旧事業費も計上するとみられる。
　３定補正にかかる工事等情報は、予算成立後となる１０月上旬以降、各発注機関が公表する。