投資的事業は５１億円／土木災害復旧事業費２.２億円／道 ３定補正予算案概要

　道は７日、１４日開会予定の第３回定例道議会に上程する補正予算案の概要を発表した。補正総額は７７４億１００万円。内訳は、一般会計が７７３億７００万円、特別会計が９３００万円となっている。投資的事業は５１億円。土木災害復旧事業費には２億２３００万円を計上した。
　投資的事業は、中小企業者の受注機会や事業量の確保、維持的経費の増加などに対応する観点から、５１億円を措置。特別対策事業費に４０億円、公共関連単独事業費に１１億円を積み上げている。
　土木災害復旧事業費には２億２３００万円を計上。４月の大雨により被害を受けた土木施設の復旧を行う。
　一般施策では、電源施設等周辺地域対策費に３億円を充当。特定放射性廃棄物の最終処分施設にかかる文献調査が進められている町村の周辺町村が実施する事業に対し、国からの交付金を交付する。対象は岩内町、古平町、泊村、共和町の４町村で、各７５００万円を交付。公共用施設整備事業や地域活性化事業などを実施する。
　このほか、名寄高校と名寄産業高校を統合し、名寄市内に新設する道立高校の整備費として、限度額４９００万円の債務負担行為を設定する。

　３定補正予算案の主な事業はつぎのとおり。
【投資的事業】
▽特別対策事業費＝４０億円
・道路＝２３億５６００万円 ― 地方道路の改修等
・河川等＝１３億１１００万円 ― 河川の改修等
・治山等＝２億４３００万円 ― 林地荒廃の予防等
・農道＝９０００万円 ― 農道の改修等
▽公共関連単独事業費＝１１億円
・道路等＝１１億円 ― 道路等の維持補修
【災害復旧費】
▽土木災害復旧事業費（道路）＝２億２３００万円 ― 新ひだか町３７ヵ所、浦幌町３７ヵ所ほか
【一般施策】
▽電源施設等周辺地域対策費＝３億円 ― 岩内町、古平町、泊村、共和町