１１月１６日から３地区で開催／４月 新たな資格要件に／道土木協会と道建設部 橋梁点検講習

　道土木協会と道建設部は、１１月１６日の札幌地区を皮切りに、全道３地区で２０２１年度橋梁点検講習会を開催する予定だ。改定した橋梁定期点検要領を説明しながら、点検・診断に必要な知識の習得を支援するもの。対象は、建設コンサルタントや測量設計会社等の実務担当者。道が発注する橋梁点検業務に関しては、４月以降から点検者の資格要件等が新たに求められているため、できるだけ多くの参加を呼びかけている。
　２１年度については当初、８～９月にかけての開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて延期に。緊急事態宣言が９月末で終了したことから、このほど新たな開催日程を決めた。
　道が発注する橋梁点検業務に関しては、４月以降から点検者の資格要件等を新たに設定。点検者リーダーの資格要件は「橋梁に関する国家資格または国土交通省登録民間資格もしくは、２０年度以降に協会が主催し道が共催する橋梁点検に関する講習会の受講証明書を有すること」としている。
　点検補助員の資格要件についても「２０年度以降に協会が主催し道が共催する橋梁点検に関する講習会の受講証明書もしくは、建管所管の委託業務の実務経験を有すること」と設定。新たな資格要件に対応するため、多くの参加を呼びかけている。
　開催要領などの詳細は、道土木協会のホームページから確認できる。

　開催日程はつぎのとおり（各会場とも開始時間は午前９時と午後１時３０分）。
▽札幌地区＝１１月１６日―第２水産ビル
▽帯広地区＝１１月１９日―帯広建設会館
▽旭川地区＝１２月３日―旭川建設業協会