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年内に暫定結果まとめ/政府 対応方策の検討加速/熱海市土砂災害踏まえた盛土総点検
2021/10/27付 DOTSU-NET NEWS
政府は、静岡県熱海市での土石流災害を踏まえた盛土の総点検に関し、年内に暫定的な結果の取りまとめを行い、対応方策の検討を加速させる意向だ。現在は、各都道府県と連携し、全国3万~4万ヵ所の状況を調査。道内では595ヵ所が対象で、道建設部や道水産林務部が点検作業を進めている。危険個所について政府は、行為者による是正措置を基本としつつ、各省が詳細調査、盛土の撤去、対策工にかかる予算を措置する方向で検討。2022年度予算概算要求においては、盛土による災害の防止に向けた総点検を踏まえた対応は「事項要求を行い、予算編成過程で検討する」とされており、今後の動向が注目される。7月に熱海市で発生した土石流災害を踏まえ、政府は8月10日に「盛土による災害防止のための関係府省連絡会議」の初会合を開催。翌11日には、各都道府県に対し、国土交通省、農林水産省、林野庁、環境省の連名で盛土の総点検について依頼を行った。
その後、9月28日に開いた「第1回盛土による災害防止のための関係府省連絡会議幹事会」で全国の状況を共有。許可・届出資料等の確認から先行的に行い、全国の総点検個所数が3万~4万ヵ所にのぼることなどを確認した。
現在は、各都道府県による盛土の現地確認が本格化。道内分は595ヵ所で、市町村別にみると、札幌市が142ヵ所、網走市が64ヵ所、室蘭市が34ヵ所などとなっている。
政府では、全国からの報告をもとに、年内に点検の暫定とりまとめを行い、対応方策を検討する方針。危険個所については、行為者による是正措置を基本とするが、各省が詳細調査、盛土の撤去、対策工にかかる予算を措置する方向で検討する。さらに、土地利用規制など安全性を確保するために必要な制度対応も検討していく。
盛土による災害の防止に向けた総点検を踏まえた対応は、2022年度予算概算要求において「事項要求を行い、予算編成過程で検討する」と明記。22年度当初予算を巡る議論は今後加速するが、どのような方向性が示されるのか。今後の動向が注目される。
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2021-10-25付 DOTSU-NET NEWS
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2021-10-22付 DOTSU-NET NEWS
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