工事４６１件、委託６８６件／各振興局のＨＰで公表／道営農業の２２年度工事等概要

　全道の振興局産業振興部は、きょう２４日付で道営農業農村整備事業の２０２２年度工事等概要をホームページで公表する。地元要望に基づく現時点の計画として作成したもの。対象は、国の２１年度補正予算に基づくゼロ国債・翌債案件に加え、２２年度当初予算案を活用して４月以降に発注する工事・委託業務。公表件数は、工事４６１件、委託業務６８６件の計１１４７件に上る。工事のうち、農業土木は４２３件で、Ａ等級が３７２件、Ｂ等級が４５件など。ゼロ国債・翌債対象工事の入札公告は、空知や上川などを中心に、２月の第３週がピークとなる見通しだ。

　発注工事等の概要は、技術者の配置や建設資機材の手配など、年間の企業活動の前提として大きな要素となる。このため道農政部は、１３年度から施工時期等の詳細を含めた年間分の工事等概要を公表している。
　工事では、事業量や工種ごとの施工時期、土質、圃場配置状況、発注予定月、工期、概々算工事費、等級、入札契約方式などを記載。委託業務においても、業務概要や発注予定月、業務期間、概々算委託費、入札契約方式などを明記している。
　随意契約および発注者支援業務を除く公表件数は、工事４６１件、委託業務６８６件の計１１４７件。工事は、農業土木が４２３件、電気や機械器具などの農業土木以外が３８件となった。農業土木を等級別にみると、Ａが３７２件、Ｂが４５件、Ｃが６件となっている。
　振興局別の工事の件数は、空知が１１５件で最多。以下、十勝が８３件、オホーツクが６９件、上川が５３件などと続く。委託業務も空知が最多で１７４件に。次いで、上川が１０４件、オホーツクが９９件、十勝が８５件などとなった。
　３月に発注予定のゼロ国債・翌債対象工事は全道で１７４件。入札公告のピークは２月の第３週と見込まれる。開札は３月の第４週に集中する見通し。