新規の雇用・女性活躍支援など／全振興局で設定／道農政部 ２２年度総合評価選択項目

　道農政部は、２０２２年度簡易型総合評価落札方式における振興局別の評価項目設定状況をまとめた。地域選択項目をみると、担い手の育成・確保では、全振興局が「新規の雇用」「高年齢者継続雇用」「女性の活躍支援」を設定。地域の守り手確保をみると「季節労働者雇用」「地域企業活用」「地域経済活性化」は、全振興局で設定している。

　地域選択項目は、各振興局が地域の実情等を踏まえ定めるもの。担い手の育成・確保の地域選択項目は「新規の雇用」「雇用環境への取組」「仕事と家庭の両立支援」「高年齢者継続雇用」「女性の活躍支援」で構成している。
　２２年度の設定状況をみると、全振興局で「新規の雇用」「高年齢者継続雇用」「女性の活躍支援」を設定。「雇用環境への取組」は、留萌、オホーツク、十勝を除く１１振興局が評価対象とした。「仕事と家庭の両立支援」は、オホーツク、十勝を除く１２振興局で設定している。
　担い手の育成・確保の地域選択項目に関し、石狩、渡島は配点の上限を変更。従前の１点から１.５点に引き上げている。
　一方、地域の守り手確保における地域選択項目は、「緊急時の応急措置」「多様な雇用への取組」「環境対策」「季節労働者雇用」「労働安全衛生活動」「地域企業活用」「その他」「地域経済活性化」で構成。季節労働者雇用」「地域企業活用」「地域経済活性化」は、全振興局で設定している。
　このほか、道農政部の２２年度総合評価落札方式の運用方針では「技術者の追加配置」の特例措置を解除。当該項目を再び標準評価項目の対象としたことや、地域選択項目での上限の見直しによって、石狩、後志、渡島、檜山、オホーツク、根室は満点が従来の１９.５点から２０点となっている。