トップページ > DOTSU-NET NEWS一覧 > DOTSU-NET NEWS詳細

課題先進地から発信/地域、建設業再生の糸口探る/道建青会 留萌で全道会員大会

2023/09/11付 DOTSU-NET NEWS
 【留萌発】北海道建青会(堀口哲志会長)は8日、留萌市文化センターで第38回全道会員大会を開催した。全道の会員、来賓を合わせて約250人が出席。基調講演やパネルディスカッションを通して、市町村と一体となって歩む建設業の再生に向けて解決の糸口を探った。
 大会テーマは「Revitalization~地域と建設業の再生を考える」。地域の人口減少・少子高齢化による担い手不足から、建設業界にとらわれず他の業種やその地域にいる高校生などとコミュニケーションを取ることによって、新たな再生や活性化へつながってほしいとの思いを込めた。
 式典では、山本翔実行委員長の開会宣言に続き、主催者を代表して堀口会長があいさつ。留萌地域が人口減少・少子高齢化が進み、担い手不足となる課題先進地であることに触れ、大会テーマの設定理由を説明。「地域の発展や若手にとって魅力的な産業・地域となる未来を、課題先進地である留萌から発信していきたい」とし、研鑚と交流の深まる大会となることを期待した。
 引き続き、柿崎恒美開発局長、鈴木直道知事(浦本元人副知事代読)、岩田圭剛道建設業協会長(栗田悟副会長代読)、堀口亘留萌建設協会長らが来賓祝辞。柿崎局長は建設業が持続可能であるために「建青会の果たす役割は以前にも増して重要。大会を実り多いものにしてほしい」と呼びかけた。
 浦本副知事は、災害時の対応や雇用確保など建設業の重要性に触れた上で「道としても担い手育成確保の取組を強化するとともに、市町村や関係団体と一体となって公共事業予算の確保に努めていく」と話した。
 栗田副会長は「力強い行動力と新しい感覚による柔軟な発想のもと、地域の魅力的で明るい未来と建設業への理解・魅力向上のために果敢に挑戦して活躍することを切望する」と期待を寄せた。
 堀口協会長は大会テーマに触れ「地域の発展や魅力的で活気のある産業地域となる未来を全道に発信し、大きな成果を上げることを心から期待する」と話した。
 記念事業では産業能率大学経営学部の藤岡慎二教授が「地域を担う人財育成と全国に拡大する高校魅力化プロジェクト」と題して基調講演。また、国土交通省北海道局の橋本幸局長が「次世代を担う人材へのアプローチ」と題して特別講演を行った。
 また、「地域建設業再生に必要な物は何か」をテーマにパネルディスカッションを実施。コーディネーターとして荒木コンサルティングオフィスの荒木正芳代表、パネリストとして産業能率大の藤岡教授、認定NPO法人ほっかいどう学推進フォーラムの新保元康理事長、国土交通省北海道局の橋本局長、北海道建青会の堀口会長が登壇。地域建設業再生に向けて活発に議論した。

その他のDOTSU-NET NEWS 一覧

過去最大3088ヘクタール/開発局と道農政部 効果的整備へ制度活用/通年施行の23年度農地夏期施工

2023-09-11付 DOTSU-NET NEWS

 通年施行制度を活用した農地夏期施工に関し、2023年度の施工面積は国営・道営を合わせて過去最大となることが見込まれている。計画に3088ヘクタールの実施を掲げる中、現在は施工に適した天候のもと工事が円滑に進められている状況。道農政部の担当...

新技術を積極活用/要領改正、活用原則化など予定/橋梁・トンネル等の3巡目点検 - 国交省

2023-09-08付 DOTSU-NET NEWS

 国土交通省は、2024年度から3巡目を迎える橋梁やトンネル等を対象とした定期点検に関し、引き続き新技術の積極的な活用を図る。さらなる活用促進に向けては、定期点検要領の見直しを予定。点検支援技術性能カタログをさらに拡充し、掲載技術の一部の活...

千歳川と安平川の2案/道 10月上旬にも決定/次世代半導体製造拠点の水源候補

2023-09-08付 DOTSU-NET NEWS

 道は7日、札幌市内の第二水産ビルで次世代半導体製造拠点取水可能性調査事業委託業務の第2回有識者懇話会を開いた。水源候補地について、千歳川のほか、苫小牧地区工業用水道第2施設を取水候補地とする安平川の2案を抽出。次回の最終会合で、環境への影...

総整備量1万817ヘクタール/道農政部 「促進型」7割に/第6期パワーアップ事業22年度実績

2023-09-07付 DOTSU-NET NEWS

 道農政部は、次世代農業促進生産基盤整備特別対策事業(第6期パワーアップ事業)による2022年度の整備実績をまとめた。総整備量は1万817ヘクタールで、区分別では区画整理や用水施設の新設整備などを行う「促進型」が7654ヘクタールと全体の7...

工事 512件、626億執行/委託は777件、105億に/道農政部 道営農業8月末発注実績

2023-09-07付 DOTSU-NET NEWS

 道農政部は、道営農業農村整備事業の2023年度8月末発注実績をまとめた。工事は512件、626億3200万円を発注。前年度同月の件数を19件、金額を26億6100万円下回った。委託業務は777件、105億4800万円と件数で43件、金額で...

防災減災対策 教訓生かし加速を/恒久対策等は年度内完了へ/胆振東部地震から5年

2023-09-06付 DOTSU-NET NEWS

 北海道胆振東部地震の発生からきょう6日で5年がたつ。道内全域での停電、いわゆるブラックアウトが情報収集を困難にさせる中、開発局や道、地域建設業等が発災直後から迅速に対応。被災状況の早期把握に努めるとともに、昼夜を問わない緊急復旧作業を展開...

投資的事業は53億/災害復旧費に15.1億計上/道 3定補正予算案の概要

2023-09-06付 DOTSU-NET NEWS

 道は5日、12日開会予定の第3回定例道議会に上程する補正予算案の概要を発表した。補正総額は397億3700万円で、内訳は一般会計が395億6300万円、特別会計が1億7400万円。投資的事業費は53億円となっている。災害復旧費には15億1...

23年度 新規に2級久根別川/道建設部 1級5圏域を変更/河川整備計画の策定予定

2023-09-05付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、道管理河川における河川整備計画の策定予定をまとめた。2023年度は、1級河川5圏域で計画変更、2級河川1水系で新規策定する見通し。このうち1級河川の3圏域は既に変更済みで、年度内に十勝川右岸圏域、常呂川圏域で計画変更、久根別川...