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尻別川 目標流量など検討/豊平川参考に流域治水PJも/河川整備計画点検作業が加速 - 開発局
2023/11/01付 DOTSU-NET NEWS
開発局は、気候変動の影響や流域治水の観点を踏まえた河川整備計画の点検作業を加速させている。既に計画の変更を終えた常呂川水系や十勝川水系などに加え、本年度は尻別川水系においても流域委員会を開催。将来的な降雨量の増大を見据えた目標流量や整備水準などを検討する。今後は、早期の防災・減災の実現に向けた「流域治水プロジェクト2.0」についても、先行して公表した石狩川水系豊平川流域を参考にしながら、年度内をめどに策定作業が各地で進む見通し。新たに取りまとめた対策の具体化に向けた動きなども加速していくことになりそうだ。近年は記録的大雨による災害が相次いで発生。今後も気候変動による降雨量増大が見込まれており、治水対策の一層の強化が求められている。
こうした中、国土交通省がまとめた気候変動を踏まえた治水計画の在り方に関する提言をみると、パリ協定の目標と整合する2度上昇シナリオを前提に治水計画の目標流量に反映するよう明記した。2度上昇した場合の降雨量変化倍率をみると、本道は1.15倍となると試算。他地域の1.1倍と比較すると、大きな影響が生じることが懸念されている。
開発局では、2度上昇においても治水安全度を確保できるよう河川整備計画の見直し作業に着手。第1弾として常呂川水系河川整備計画を変更し、十勝川水系、釧路川水系においても計画変更が完了している。
本年度は、尻別川水系における流域委員会を10月に開催。近年の気候変動や流域治水等を踏まえ、現行計画の変更を視野に入れた検討を進めていくことを確認した。
今後は、1級水系における新たな治水対策の方針となる「流域治水プロジェクト2.0」についても、年度内をめどに策定作業が本格化する見通し。今夏に先行して公表した石狩川水系豊平川流域では、新たに取りまとめた対策の具体化に向けた流域委員会を開催しており、次年度以降、各地で同様の検討が進むことが予想される。
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