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8建管13種14件で採用/受注者側の提案等は210件/道建設部 22年度新技術活用実績

2023/11/06付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は2022年度の新技術活用実績をまとめた。発注者側で採用した新技術は札幌や旭川、帯広などの計8建管で13種類14件となり、前年度と比べ6種類5件増加した。旭川と帯広が共に最多の4件で、道路土工などで活用。受注者側の提案・創意工夫によって採用した新技術の件数は全道で210件で、前年度から70件増えている。
 国土交通省NETISに登録されている新技術を活用した工事実績を集計。20年度と21年度は7種類9件で新技術を活用している。
 22年度は13種類14件で新技術を活用。建管別にみると、旭川と帯広が共に最多の4件で、札幌、小樽、函館、室蘭、網走、釧路が各1件となっている。
 受注者が採用(提案・創意工夫)した新技術は全道で210件。帯広が最多の100件で、札幌が97件、旭川が5件、稚内が3件などとなった。
 各建管の22年度新技術活用実績はつぎのとおり。(カッコ内は技術概要)。
▼発注者側で採用
▽札幌建管=1件―橋梁塗装(鋼橋の小規模補修塗料に使用する省工程の下塗り中塗り塗料)
▽小樽建管=1件―道路地盤改良(ICT対応高機能バックホータイプ地盤改良機を用いた中圧噴射攪拌による変位低減型地盤改良工法)
▽函館建管=1件―河川護岸地盤改良(大口径型低変位超高圧噴射攪拌工法)
▽室蘭建管=1件―トンネル電気設備(小型・軽量化により、施工性と安全性に優れたLEDトンネル照明機具)
▽旭川建管=4件―道路土工(高さ情報を付加した平面図を施工データとして活用する3次元施工)、(積み込み重量表示機能を搭載した油圧ショベル)、トンネル共通仮設・道路共通仮設(3次元情報を活用する安全管理強化および工事総合管理システム)
▽網走建管=1件―道路擁壁(油圧式リーダレス型基礎機械にアタッチメントを装着しオーガおよびダウンザホールハンマの削孔およびH鋼、鋼矢板の打ち込み・引抜き可能な工法)
▽帯広建管=4件―道路法面(高精度給糸装置を用いた長繊維混入補強土吹付)、道路共通仮設(3次元データの解析、活用技術を用いて各計測装置と連動し現場の効率化を図るシステム)、(モバイル通信を利用した全天候型・小型・軽量の通信一体型遠隔監視カメラ)、トンネル構造物撤去(高伸度型シートとウレタン樹脂を用いたシート接着系のトンネル小片はく落対策工法)
▽釧路建管=1件―橋梁補修(1浴目へのニッケル添加で、合金被膜を安定化させた高耐食性めっき)
▼受注者側での実績
▽札幌建管=97件
▽小樽建管=1件
▽函館建管=1件
▽室蘭建管=1件
▽旭川建管=5件
▽稚内建管=3件
▽網走建管=1件
▽帯広建管=100件
▽釧路建管=1件

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