建設業の魅力伝える／体験、展示等で幅広い年代へ／道と札幌市 建設産業ふれあい展

　道と札幌市主催の「建設産業ふれあい展～今の建設産業を体験しよう」が、６日から２日間にわたって札幌駅前通地下歩行空間で開かれた。北海道建設業協会（岩田圭剛会長）と北海道建設技術センターの協賛。各種体験や展示などを通じて、幅広い年代に対し人々の生活を支える建設業界の魅力を伝えた。

　建設産業ふれあい展は、建設産業の役割や重要性に対する道民の理解促進をはじめ、身近に感じてもらうことを目的に２０１５年度から実施している。
　ことしは、大通から北３条までの区間において、地方建設業協会や発注官公庁などによる２０ブースを設置した。
　６日のオープニングセレモニーには、道建設部の千葉正彦建設業担当局長や札幌市の小林秀晃土木部長らが出席。
　千葉局長は、開催に向けて各所でのポスター掲示やデジタルサイネージでの広報などによって事前の周知活動を強化してきたとし「イベントが盛況なものとなり、来場者が建設産業に深く関心を持ってもらえる機会になれば」と期待を込めた。
　小林部長は、１日に発生した能登半島地震に触れ「各ブースを通じて建設業が災害発生時には、現場の最前線に立つ重要な役割を果たす存在であることを知ってもらえれば」と伝えた。
　このあと各ブースのイベントを一斉に展開。２日間で延べ約１万２０００人が来場し、会場は大いににぎわいを見せた。