３６００億規模か／本紙調査 補助は前年度並みに／道 ２４年度予算案の投資的経費

　道の２０２４年度当初予算案の編成作業が大詰めを迎える中、投資的経費は事業費ベースで前年度肉付け補正後と比べ微増の３６００億円台に上るとみられる。本紙調査によるもの。公共事業費、投資的事業費いずれも微増となる可能性が高く、このうち補助事業費等は１７３２億円を措置した前年度並みの計上が有力となっている。
　前年度当初予算は知事選を控えた骨格編成のため、政策予算を盛り込んだ２定現計予算額として一般会計で総額３兆１５１７億円を計上。このうち投資的経費は、公共事業に２５６６億円、投資的事業に９７３億円の計３５３９億円となっている。
　現在編成作業を進めている２４年度当初予算案については、一般会計総額で約３兆２００億円とする方針。新型コロナウイルス感染症関連経費の減少分などによって前年度比４％程度の減を見込むが、４年連続で３兆円を超える規模となる見通しだ。
　投資的経費に目を向けると、労務単価や資材といった価格上昇などを踏まえ微増となる公算が大きく、３６００億円に届く可能性も。公共事業のうち、国直轄事業負担金を除いた補助事業費等は前年度の１７３２億円と同規模程度で調整が進められているもようだ。
　投資的事業に関しては、１０００億円程度と前年度をやや上回るものと見込まれる。