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投資関連 2.8%増、3740億/美の岬トンネル発注へ/パンケビバウシ川事業着手

2024/02/16付 DOTSU-NET NEWS
 道は15日、2024年度予算案を発表した。特別会計を含む投資関連予算は、前年度2定現計比2.8%増の3739億7800万円。一般会計ベースでは、3%増の3646億2400万円となった。うち直轄負担金を含む公共事業は1.6%増の2605億9100万円。補助事業のみでは、0.5%減の1723億1100万円となった。主な事業をみると、道路では、大岸礼文停線美の岬トンネル(228メートル)の発注を計画するほか、治水系ではパンケビバウシ川(北見市)などの事業に着手する方針。

 一般会計の総額は4.1%減の3兆215億円。4年連続で3兆円を上回った。23年度国補正分を含めた実質的な予算ベースは3.5%減の3兆2252億円となっている。
 投資関連予算をみると、直轄負担金を除く公共事業費に1816億6626万円を計上。事業別では、道路が412億1389万円、河川が251億9621万円、農業農村が451億2937万円などと大半が横ばいとなる中、空港港湾は36.1%増の15億7890万円、砂防は12.7%増の100億2200万円となった。
 道特定特別総合開発事業推進費の見込額は、4.7%増の27億1904万円。
 24年度に予定している主な事業をみると、道路系では、大岸礼文停線美の岬トンネルの発注を計画。延長は228メートルでNATM工法の採用を見込む。完成は26年度を予定している。
 さらに、奥尻島線力沢大橋の上部203メートル6径間連結ポストテンションT桁橋や、熊牛御影線十勝橋の上部389.8メートル5径間連続PC箱桁の発注を計画する。国の道横断道阿寒~釧路西IC間の整備に合わせた山花鶴丘線では、舗装工や道路付属施設工などを進め、完了を目指す。
 街路では、長万部町の3・4・4本町通、小樽市の3・4・14若松線の事業に着手。道新幹線の新駅開業に伴う駅前広場を設置する。
 河川については、パンケビバウシ川(北見市)をはじめ、真狩川(真狩村)、訓子府川(北見市)、古舞川(幕別町)、勝納川(小樽市)への事業着手を見込む。
 通常砂防では、弥生一の沢川(名寄市)、船泊二の沢川(礼文町)への新規着手を目指す。
 海岸では、津波高潮危機管理対策緊急事業の富岸海岸(登別市)への着手を計画している。

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