全職種平均５.５％上昇／直近１０ヵ年で最大の伸び率／国交省 設計業務委託等技術者単価

　国土交通省は１６日、２０２４年度設計業務委託等技術者単価を公表した。全職種単純平均で前年度比５.５％の引き上げに。１２年連続の上昇によって全職種単純平均値は４万６８８０円となり、公表を開始した１９９７年度以降の最高値を更新した。５.５％の引き上げは、直近１０ヵ年で最大の伸び率となっている。新単価は３月１日から適用する。
　直轄事業における設計業務委託等の積算に用いるもの。建設関係コンサルタントなどを対象とした給与実態調査結果に基づき毎年度単価を設定している。
　２４年度設計業務委託等技術者単価をみると、全職種単純平均で５.５％上昇。設計は５.７％、測量は５.６％、航空・船舶関係は６.２％、地質調査は３.４％上昇している。
　夜間手当などの時間外手当、特別経費の算定基準額を算出するための基準日額に占める割増対象賃金比は、職種ごとに５５～６５％で設定している。
　割増対象賃金比はつぎのとおり（単位・％）。
▼設計
▽主任技術者＝５５
▽理事・技師長＝５５
▽主任技師＝５５
▽技師（Ａ）＝５５
▽技師（Ｂ）＝５５
▽技師（Ｃ）＝５５
▽技術員＝５５
▼測量
▽測量主任技師＝５５
▽測量技師＝５５
▽測量技師補＝５５
▽測量助手＝６０
▽測量補助員＝６０
▼航空・船舶
▽操縦士＝６５
▽整備士＝６０
▽撮影士＝６０
▽撮影助手＝６０
▽測量船操縦士＝６０
▼地質
▽地質調査技師＝６０
▽主任地質調査員＝６０
▽地質調査員＝６０