札幌など６建管が加点／配点はいずれも０.２５点／総合評価「ＩＣＴ活用の取組」 － １０建管

　道建設部は、全道１０建管における２０２４年度総合評価落札方式のうち「ＩＣＴ活用の取組」の運用状況をまとめた。標準・選択項目として建管が独自に設定できるもので、加点対象としているのは、札幌、小樽、旭川、網走、帯広、釧路の６建管。適用タイプはそれぞれ異なるが、配点はいずれも０.２５点と定めている。
　建設部は１８年度、土工量１万立方メートル以上の工事を対象に全面的なＩＣＴ活用モデル工事の試行を開始。１９年度からは対象を拡大し、１０００立方メートル以上の土工、３０００立方メートル以上の路盤工を含む舗装工事でも取組を進めている。
　２２年度からはＩＣＴ施工プロセスのうち、３Ｄ設計データ作成、ＩＣＴ建機による施工のみでも認める部分的ＩＣＴ活用工事を導入。総合評価落札方式においては、標準・選択項目の「担い手の育成・確保」の中で「ＩＣＴ活用の取組」の設定を可能とした。
　本年度の運用状況をみると、加点対象としているのは、札幌、小樽、旭川、網走、帯広、釧路の６建管。いずれも０.２５点を配している。適用のタイプは主に、施工計画審査タイプⅡ型と施工実績審査タイプ。網走は施工計画審査タイプⅠでも評価しており、全道枠の工事も対象に取組のさらなる推進を図っている。