２４年度 ７２９億円発注／網走、旭川など３開建で増加／開発局のゼロ国・翌債対象工事 － 本紙集計

　開発局における２０２４年度ゼロ国債・翌債対象工事の発注実績が、本紙集計でまとまった。発注額は７２８億９７００万円で、前年度と比較して７.４％の減に。開建別にみると、網走、旭川など３開建で増加している。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、本局分を除く全道１０開建の２４年度ゼロ国債、翌債対象工事の発注額を集計した。
　全体では、７２８億９７００万円となり、前年度と比較して７.４％の減に。過去１０ヵ年のゼロ国債・翌債対象工事の発注額をみると、１５年度は７５０億円程度となり、１６年度と２０年度は１０００億円超となっている。
　２１年度と２２年度は７２０～８００億円程度。防災・減災、国土強靱化のための５か年加速化対策に基づく所要の予算を措置し、２３年度と２４年度も同規模の発注額となった。

　２４年度を開建別にみると、旭川が最多の１６６億８５００万円で、札幌が１４４億３５００万円、帯広が８３億６３００万円などと続いている。

　開建別の２４年度ゼロ国債・翌債発注額はつぎのとおり（カッコ内は前年度比）。
▽札幌＝１４４億３５００万円（８０.３％）
▽函館＝５３億７７００万円（８３.９％）
▽小樽＝５４億４７００万円（６０.８％）
▽旭川＝１６６億８５００万円（１１７.６％）
▽室蘭＝５８億８２００万円（９８.８％）
▽釧路＝５４億８７００万円（８３％）
▽帯広＝８３億６３００万円（１０３％）
▽網走＝７１億２９００万円（１２４.４％）
▽留萌＝２０億８６００万円（８３.６％）
▽稚内＝２０億２００万円（８８.７％）