現場代理人も対象へ／主任技術者の要件満たす者／優良工事等表彰の取扱い － 開発局

　開発局は、優良工事等表彰の対象に現場代理人を含める方向で検討作業を進めている。関係業界団体からの要望を踏まえたもので、表彰対象に向けた条件付与案をみると「当該工事の主任技術者の要件を満たす者」と整理。現段階では、２０２６年度に完成する工事からの運用開始を予定している。

　現行の優良工事等表彰の事務取扱要領をみると、工事の技術者に関しては、監理技術者および主任技術者が対象に。選考委員会による厳正な審査を経て、その功績をたたえている。
　一方、担い手不足などの社会情勢を要因に、関係業界団体からは「現場代理人も優良表彰の対象にしてほしい」との要望が。開発局では、昨年秋の地方建設業協会との意見交換会において、業界からの情報収集を行っていた。
　意見交換会の結果、各地方建協の会員の８割程度が賛成したことから、現在、現場代理人も表彰対象とする準備を開始。表彰対象に向けた条件付与案をみると「当該工事の主任技術者の要件を満たす者」としている。
　現在のところ、２７年の表彰式に間に合うよう、２６年度に完成する工事からの運用開始を見込んでいる。これらの検討状況は、来週から始まる地方建協との意見交換会で示す意向。業界からの率直な意見を聴取した上で、最終的な取り扱いを固めるとしている。