受注～完成の流れ示す／工程ごとに各帳票にリンク／道建設部 若手技術者支援ツール

　道建設部は１４日、若手技術者支援ツールを作成し、建設管理課のホームページにアップした。若手技術者が受注から完成までの手続きやルール、提出書類の様式などを正確に理解できるよう「工事編」「測量調査設計編」の業務の流れを示すフローチャートを公開。工程ごとに各帳票にリンクできる仕様で、若手技術者の業務の支援に役立てていく。
　受発注者共に担い手の確保・育成の重要性が高まる中、主要発注機関は若手技術者の資質・能力を高めるための取組を推進。道建設部は、若手技術者が受注から完成までの手続きやルール、提出書類の様式などに関する基本的な知識を得られるようにと、若手技術者支援ツールを作成した。
　「工事編」「測量調査設計編」に分類し、業務の流れを示すフローチャートを公開。工事編では①現場条件の確認等②施工計画③施工④設計変更⑤検査・完成―と五つの段階を設け、内容を示した各帳票にリンクできる仕様としている。
　主なものをみると、①は、設計図書の照査ガイドラインおよび条件明示チェックリストで構成。②では、新技術情報提供システムと新技術の活用状況、情報化施工実施方針などを示している。③においては、工事施行成績評定や遠隔臨場に関する要領などを明記。④は、工事における工期延長に係るガイドラインなどを記している。
　測量調査設計編のフローチャートでは、受注者用に「設計図書の照査」、発注者用に「条件明示」「設計変更指示」、受発注者用に「合同現地踏査」「中間打合せ」「工事発注前三者検討会」「成果品納品」を設定。それぞれに関連するガイドラインのリンク先として、設計変更事例集や条件明示チェックリスト、設計条件打合せ簿、詳細設計照査要領などを設けている。