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工事 94.9%、委託 93.2%/最低制限での落札 工事21.8%/道発注3部の24年度平均落札率

2025/07/16付 DOTSU-NET NEWS
 道は2024年度の入札契約執行状況をまとめ、15日に開かれた入札監視委員会に報告した。発注3部の平均落札率は、工事が前年度実績と同率の94.9%。入札方式別では、一般競争が0.1ポイント下回る95.1%、指名競争が0.8ポイント上回る92.1%だった。最低制限価格および調査基準価格と同価での落札件数は12件増の638件で、契約件数全体に占める割合は0.7ポイント上昇して21.8%。委託の平均落札率は、0.2ポイント上昇して93.2%に上っている。

 一般競争入札の実施率は、0.7ポイント上昇し92.8%。農政が2年連続、水産が9年連続、建築が7年連続で100%を達成したほか、林務が1.3ポイント上昇し100%、土木が1.1ポイント上昇し88.7%を記録した。
 発注3部以外の部局を含めた実施率は、0.8ポイント上回る93.7%だった。
 工事の平均落札率をみると、発注3部以外の部局を含めた道全体では、前年度から0.2ポイント下降して94.7%に。発注3部については、農政が0.2ポイント下降し95.6%、水産が0.2ポイント上昇し96.8%、林務が0.1ポイント上昇し96.4%、建築が0.2ポイント上昇し96.7%、土木が0.1ポイント上昇し94.2%となっている。
 発注機関別に追うと、振興局産業振興部は留萌が最も高い98.4%で、十勝が最も低い92.1%。建管は留萌が最も高い97%で、札幌が最も低い90.8%だった。
 一般競争入札の平均落札率は、0.1ポイント下回る95.1%。落札者決定方式別では、総合評価落札方式が0.1ポイント下降し94.8%、通常の価格競争が同率の95.4%となった。
 最低制限価格および調査基準価格と同価での落札は、12件増の638件。契約件数全体に占める割合は0.7ポイント上昇して21.8%となった。工種別では、一般土木が21件増の276件、舗装が18件減の121件などとなっている。
 発注機関別にみると、振興局産業振興部では、十勝が最も多い54件で、割合は17.4ポイント上回る54%。建管は、札幌が最も多い200件で、割合は1.9ポイント上昇して78.4%に上った。
 一方、委託の平均落札率は、0.2ポイント上回る93.2%。農政が0.1ポイント下降し93.2%、水産が0.6ポイント上昇し91.3%、林務が0.1ポイント下降し93.9%、建築が0.8ポイント上昇し90.5%、土木が0.2ポイント上昇し93.3%となった。
 振興局産業振興部では、後志が最も高い93.9%、十勝が最も低い91.8%に。建管においては、函館が最も高い93.8%、札幌が最も低い92.1%だった。

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